2022年、新しい年の最初のコンサートはお筝とピアノの演奏です。
Kotist(筝奏者)宮西希さんは日本の伝統楽器である筝の奏法や特色を大切にしながら、ポップスやロック、Jazzなど様々な音楽を融合させたオリジナリティあふれる筝の音楽を演奏し、グローバルに活躍されています。めいしょう幼稚園のお友だちのママさんでもあります。ピアノの大山泰輝さんは数多くのアーティストのレコーディングやコンサート・ツアーに参加し、テレビでも活躍するピア二ストです。
「お筝見たことある人?」という宮西さんの問いかけに、意外にもたくさんのお友だちが「はーい!」と手を挙げて、お筝の弦が13本であることを知っているお友だちもいました!
お筝では水の流れや花が散る様子など自然の中にある音を様々な奏法で表現するそうです。
お正月によく耳にするお筝の曲はお正月の曲ではなく「春の海」という曲で瀬戸内の暖かい海のさざ波を表現しているんだそうです。本来筝と尺八の曲ですが、今日尺八ではなく、大山さんの素敵なピアノと筝で演奏してくださいました。とっても雅で新春の雰囲気を味わうことができました。
日本の音階だけでなくドレミの西洋音階も演奏できるように、宮西さんのお筝には21本の弦が張られていること、40年前に切った木を80年ほど寝かせた桐の木で作られていること、中は空洞で下に穴が空いていて音が共鳴することなど、お筝のお話をみんなとても興味深く聞いていました
トトロの「さんぽ」や宮西さんが作曲した 「トマトマン」(ノン・ストップという番組で流れているそうです)の演奏では、みんな一緒にとっても上手に歌ったり、元気に掛け声をかけたりしていました。
明照幼稚園には「ハッピースマイル」という学童クラブがありますが、今日は小学校も午前授業だったため、学童のお友だちもコンサートを楽しむことができました。小学生らしい感性でお筝の演奏に胸を揺さぶられている様子でした。
伝統的な筝の演奏を生で聴くとても貴重な機会に恵まれ、2022年もいいスタートを切る事ができましたね。新しいスタイルの筝の演奏も和と洋が融合してとても素敵でした。
宮西さん、大山さん、ありがとうございました。
今日のプログラム
- 都路 / 宮西希
- 春の海 / 宮城道雄
- さんぽ / 久石譲
- SaKuRa / 宮西希編曲
- Spring yellow / 宮西希
- 大きな古時計 / ヘンリー・クレイ・ワーク
- トマトマン / 宮西希